なぜ「幻」と呼ばれるのか
私が「耶馬美人」を初めてお客様にご説明するとき、いつも困ることがあります。「地元でも、なかなか手に入らない」と言うと、たいてい驚かれるからです。
年間の製造量は、米・麦合わせて一升瓶換算で約6万本(600石)。しかもその9割が大分県内で消費されてしまう。県外の方に「大分に来たらぜひ」と勧めたくても、地元の方々が、まず飲んでしまう。知る人だけが知っている、それが「幻の焼酎」と呼ばれる所以です。
名前の由来 ― 耶馬溪という土地

「耶馬美人」という名前を聞いて、その由来をご存じの方は少ないかもしれません。
大分県北部、耶馬溪。奇岩が連なる渓谷と、四季折々に姿を変える山々。その土地の美しさに触れつづける地元の女性には、フシギと美人が多い・・・そんなことから「耶馬美人」と名付けられたと中社長は言います。「~美人」という日本酒は数多くあれど、焼酎は珍しいです。
蔵元・旭酒造の物語
旭酒造は昭和10年の創業。従業員8名の、家内工業的な小さな蔵です。
大分は麦焼酎の一大産地として知られていますが、そのなかで創業当初からずっと焼酎専業を貫いている蔵は、実はそう多くありません。中社長にお話を伺ったとき、こんな言葉が印象に残りました。「焼酎蔵としてのプライドがあるんよ。そやけん他所には負けられんわ」。米焼酎で日本一を獲った蔵として、その看板を守り続けてきた誇りが、その一言に表れていたように思います。
醸造からびん詰め、ラベル貼りまで、すべて手作業。さらに驚いたのは、味を追求するために、あらゆる機械を自分たちの手で改造してきたという話です。既製の設備をそのまま使うのではなく、自分たちの理想の味に近づけるために手を加え続ける。「焼酎は心なり。心正しからざれば、焼酎また正しからず。」という言葉を蔵の合言葉に、「一酌打心」の精神で、飲む人の心に響く一杯を追い求めてきた蔵の姿が、そこにありました。
米焼酎 ― 日本一に輝いた奇跡

「耶馬美人」の代表銘柄は、米焼酎です。
昭和57年度、第6回国税庁鑑評会において「日本一」の栄誉を獲得しました。その味わいは「ライス・ブランデー」と称されるほど。きめ細かくまろやかな風味と、すっきりとした喉越しは、焼酎と知らずに口にすれば、辛口の日本酒と間違えてしまう方もいるほどです。
蔵には毎日のように新規取り扱いの手紙、電話、訪問がある中、受賞から40年以上経った今も、頑なに製造量を増やしません。これは品質を守りつづけるための、信頼できる条件だと思います。
麦焼酎 ― 大分むぎ焼酎の「元祖」

もうひとつ、忘れてはならないのが麦焼酎です。
今では大分の麦焼酎といえば「麦100%」が当たり前のように語られますが、この製法を業界で初めて開発したのが、実は旭酒造でした。麹も掛けも100%大分産の麦で醸す。今の大分むぎ焼酎の礎を築いたのが、この蔵だったのです。「大分むぎ焼酎の元祖」という言葉は、決して誇張ではありません。
吟醸 ― 豪華客船「飛鳥Ⅱ」が選んだ一杯

もうひとつ、私が特別な思いを込めてご紹介したいのが「耶馬美人 吟醸」です。
2018年から、日本郵船の豪華客船「飛鳥Ⅱ」の乗船客向け焼酎として採用されています。蔵元が「最高の造りと認めた年のみ」を選び抜き、継ぎ足し熟成させた一本。曇りガラスの緑瓶と和紙ラベル、白箱に収められた佇まいには、蔵の総力が注ぎ込まれています。世界を旅する客船の上で、各国のVIPたちも、大分の焼酎を味わっている。そう思うと、誇りに感じます。
味わい方のすすめ
耶馬美人は、通常25度でストレートやロックでいただくのが一般的ですが、地元では20度を少し温めたり、ゆっくり薄めて味わうのが昔からの楽しみ方です。
とくに最初は生(き)で、そのまま味わっていただきたいと思います。
山城屋が選ばれる理由
山城屋は、耶馬美人の正規特約店として、この銘柄を大切にお取り扱いしています。
創業160年、大分の酒と食を見つめ続けてきた目利きとして、地元に根づく蔵の想いを、できるだけそのままお客様にお届けしたい。それが、私たちの願いです。
耶馬美人シリーズ、すべてご用意しております

- 耶馬美人 米焼酎 25度 1800ml https://yamashiroya.biz/?pid=34191708
- 耶馬美人 米焼酎 25度 720ml https://yamashiroya.biz/?pid=34191511
- 耶馬美人 麦焼酎 25度 1800ml https://yamashiroya.biz/?pid=20710853
- 耶馬美人 麦焼酎 25度 720ml https://yamashiroya.biz/?pid=20710816
- 耶馬美人 吟醸 米焼酎 25度 720ml https://yamashiroya.biz/?pid=34191636
(→ カラーミー特集ページへリンク)


コメント