〈和香牡丹 秘宝〉シリーズは、“作物や生き物にとって必要な要素”をコンセプトに、長年培ってきた醸造技術を結集し、様々な技術を融合して醸した、まさに三和酒類の醸造技術の集大成とも言える最高級ラインです。
その第一弾となる『和香牡丹 秘宝R』は、お米を磨き上げることによって雑味を抑え、フルーティーに仕上げました。「R」は、水の源である「Rain(雨)」を意味し、清らかで透き通った酒質をイメージしています。
新ロットは、第113回令和6酒造年度全国新酒鑑評会にて【金賞】を受賞したロットとなります。

磨上げたお米は、長時間の精米により、水分保持量が少ない状態から原料処理を開始します。吸水速度が速く、洗米時に割れやすいため、吸水管理が重要になります。
蔵人は手洗いを行うことで、割れを防ぎ、お米の吸水状態を慎重に観察しながら、仕込みを行います。
麹づくりでは、徹底した温度・湿度管理を行うため、小さな箱(麹蓋)を使用して、ツキ破精麹を製造し、雑味の少ないお酒に仕上げていきます。
酒母、モロミの発酵管理では、低温管理を徹底することで、香りの良いお酒に仕上げていきます。これまで培ってきた技法を受け継ぎ、こだわりを惜しみなく注ぎ込んだ商品となっています。